投資信託のトータルリターンと賢いファンドの選び方
投資信託(ファンド)の運用成績を評価する際、「基準価額」の上昇だけでなく、信託報酬(運用コスト)や分配金の再投資効果を含めた「トータルリターン」で判断することが不可欠です。
1. トータルリターンの計算式
トータルリターン = 現在の評価金額 + 累計受取分配金 + 累計解約代金 - 累計買付金額
ネット証券(SBI証券や楽天証券など)のマイページで表示される「トータルリターン」もこの計算式に基づいており、投資家が投じた元本に対して実際にいくら儲かっているかを正確に示します。
2. 日本で大人気の主要インデックスファンド比較
| ファンド名 | 連動指数 | 信託報酬(年率・税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | MSCI ACWI | 0.05775% | 全世界の大型・中型株にこれ1本で丸ごと分散投資。新NISAで圧倒的人気No.1。 |
| eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | S&P500 | 0.09372% | 米国の主要500社に集中投資。過去数十年にわたり極めて高いリターンを記録。 |
| 楽天・S&P500 / 楽天・オールカントリー | S&P500 / MSCI ACWI | 0.0561% 〜 0.077% | 業界最低水準のコストと楽天ポイント還元が魅力のインデックスファンド。 |
| 一般的なアクティブファンド | 各独自ベンチマーク | 1.0% 〜 1.8% | ファンドマネージャーが銘柄を選定。市場平均以上のリターンを狙うがコスト高。 |
3. 新NISAを活用した非課税複利の最大化
投資信託の運用益には通常20.315%の税金がかかりますが、新NISAの「つみたて投資枠(年120万円)」や「成長投資枠(年240万円)」を活用することで、利益を非課税(税金ゼロ)で再投資し続けられます。